長内コレクション 〜3〜
佐藤ひさよ
鉈の鞘 / ねこがき / はばき / 背当て /  / 皮剥ぎ 


長内コレクション 3−6 『皮剥ぎ』

  A 資料名    皮剥ぎ
  B 材料     鉄・たぷさ
 C 製作年代   不明
 D 使用方法   樹皮の皮を剥ぐ工具
 E まつわる話(城内タヨ氏)
      柄の材料のたぷさは、桔梗の花の色に似た美しい実が房状になる低木。
        いまはほとんど見る事ができない。
        昔は牛に入られない為に畑の囲いに使ったもの。
        丈夫で折れず水にも強い。太い物はない。
    ムシロを仕上げる木の針にも使用し、
      1人1生に1本あれば良いと云われるほど丈夫。
        漆を塗った様にピカピカになってもまだ使っていた。
        落葉松(カラ松)を植えてから見えなくなった。
 F 感想
    鹿の角より丈夫だと云われる。
    この様にシンプルな刃物も樹皮文化の立役者、
      大いに活躍したものと思われ、微妙なそりも、長い間の創意の結果と思った。
    柄の材料もすぐれた素材ながら、現代では必要とされなくなり、
      消え去ってしまったものなのか?
        一度「たぷさ」の美しい実をこの目で見たいものである。
    鉄の素材も良いもので、未だにサビが浮いていない。